「梅雨(つゆ)の間は頭が痛くなる」「台風(たいふう)が近づくとめまいがする」。このように、天気が原因で起きる体調不良(たいちょうふりょう)は、「気象病(きしょうびょう)」と呼ばれています。気圧(きあつ)や湿度(しつど)、気温などの変化に影響(えいきょう)を受けやすい人が気象病(きしょうびょう)になりやすいとか。鍼灸院(しんきゅういん)に行く人が多いですが、病院にかかる人もいて、愛知医科大学には「天気痛外来(てんきつうがいらい)」があるほどです。
英語と日本語で、よんでみよう!
日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、頭痛について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!
頭がずきずき痛むし、耳鳴りまでする。私、お天気の変化に敏感(びんかん)なんだ。雨が降る前は決まってこんなふうに頭痛が出ちゃうんだよね。
I have a throbbing pain at the side of the head, and ringing ears. I have always been sensitive to weather changes. I always suffer from this before it rains.
ええ? 天気が関係してるって、そんなの迷信じゃないの? 頭痛って過労とか睡眠不足(すいみんぶそく)、肩(かた)こりなんかが原因だと思うけど。
Really? Why do you connect your headache with weather changes? It seems like a superstition. I think headache comes from overwork, lack of sleep, stiff shoulder and so on.
実は、ちゃんと根拠(こんきょ)があるんだよ。気圧が下がると脳(のう)の血管(けっかん)が広がって周囲(しゅうい)にある神経を刺激(しげき)しちゃうから頭痛が起こるって言われているんだ。
In fact, there is scientific evidence indicating that when the air pressure gets lower, blood vessels of the brain becomes wide and stimulate the nerves around, which causes headache.
頭痛の悩(なや)みは人ごとじゃないよね。30代女性の5人に1人は片頭痛(へんずつう)持ちだって統計(とうけい)があるそうだよ。
Headache is not in other people’s affairs. A statistic shows migraines are chronic disease which tends to affect one fifth of women in the 30s.
もっとくわしく!
頭痛の症状にはいろいろな種類があります。旅先や外国人の友達に、その辛さを的確に伝えられるといいですね。主な表現を英語と日本語で言ってみましょう。
- My head is splitting. (頭がガンガンする。割れるように痛い)
- My head is throbbing. (頭がずきずきする。)
- My head aches on and off. (頭がときどき痛くなる。)
- I feel a sick headache coming on. (吐き気を伴うような頭痛がする。)
- I have a sharp stabbing head pain. (頭が突き刺すように痛い。)
- I suffered a sudden slash of pain. (頭が突然痛くなった。)
- I have started getting random sharp pains in head.(頭痛がぶり返してきた。)