日本の大学では、前期の授業が始まりました。そこで今回は「履修登録(りしゅとうろく)」についての会話にチャレンジ!
日本語と英語で、よんでみよう!
日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、大学の授業について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!
もっとくわしく!
履修登録と言えば、学生同士の情報交換で課題などが少ない「楽な」講義を探して取る、というのは昔の話。最近は就活に有利なゼミを選ぶのが人気で、プレゼンテーション能力が鍛えられるものや、産学連携(Academic-Industrial Collaboration)で企業のニーズが体感できるもの、チームで成果を出すことを学ぶグループワークなど、就職に役立つスキルが身につくゼミがたくさん開講されるようになっています。
学生にとってのもう1つの関心事は「留学しても、遅れずに卒業したい」ということ。交換留学(Student Exchange Program)の留学先で取得した単位が認められたり、留学前に前倒しで単位を取得したりすれば、半年程度の留学であれば留年しないで済む可能性があります。ただし、現実的に勉強不可能な科目数を取ることは認められないとして、総履修登録単位数制限(CAP制)を設け、 年間の履修登録単位の上限を決めている大学も増えています。
一方、日本に来る外国人留学生は、半年たった後期から編入することが大半です。勉強に遅れが生じないように、また日本の学生と知り合う機会が増えるようにと、日本人学生がチューターとなって留学生をサポートする制度がある大学もあります。授業だけでなく、ゼミにも留学生を受け入れ、一緒に研究を行うケースも増えています。さらに、留学生も日本人学生も入居できる寮を設けて、一緒に生活できる大学も増えているそうです。