五月病(ごがつびょう)は英語でMay depression syndrome。あえて5月を強調するのは日本だけだって知ってた?

5月も半ば。新しい環境にはもう慣れましたか?ゴールデンウィークが長かった今年は、やる気がダウンしている人も多いかもしれませんね。そこで今回は「五月病」についての会話を取り上げました。

 

日本語と英語で、よんでみよう!

日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。

今回は、五月病(ごがつびょう)について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!


4月にオーストラリアに留学した友達が、日本に帰りたいってメールしてきた。ホームシックなのかな?

 


A friend studying in Australia from April sent an email telling me she wanted to go back to Japan. I guess she is getting homesick.

 


もしかすると五月病かもしれないね。新しい環境や生活習慣に慣れようと、1カ月間ずっとストレスにさらされるから、新入りの人は気力(きりょく)を失ってしまうことがあるんだ。

 


It might be May depression syndrome. The first full month is rough suffering from stressful shift to new environment and routines, so newcomers feel unmotivated.

 


五月病には性格的な要素が関係していて、まじめな人、完璧(かんぺき)主義な人、責任感が強い人、几帳面(きちょうめん)な人などがなりやすいんだって。

 


Personality factors are related to May depression syndrome. People whose personalities are serious, perfect, responsible or dedicated tend to suffer from this.

 


ストレスによって不眠(ふみん)や疲労(ひろう)感など、体の症状が現れることもあるよ。健康的な食事をし、日光浴(にっこうよく)や森林浴(しんりんよく)も取り入れて、体の疲れを癒(いや)すことが大切だね。

 


Stress leads to physical symptoms such as insomnia, tiredness. It is important to recover from fatigue: eating healthy food, sunbathing, and forest bathing as well. 

 

もっとくわしく!

 

新入生や新入社員、ゴールデンウィーク明けの社会人がなりやすいと言われている五月病。正式にはこのような病名は存在しておらず、医学的には「適応障害」(Adjustment disorder)の一種と言われます。

 

これは年中かかる可能性がある症状で、あえて5月に言及するのは日本特有の言い方。外国人に説明するときには、本文にあるように、環境が変わって1カ月ほどたった時に現れる症状、と補足するとよいでしょう。

 

なお、時期的に抱える不調を表す英語表現もあります。”Monday Syndrome”(ブルーマンデー症候群)”Post-Holiday Depression (PHD)”(ポスト休日うつ病)などが代表的です。

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