新年度はすぐそこ。環境(かんきょう)が変わる人も多い時期(じき)ですね。そこで今回は「転勤」についての会話を取り上げました。
日本語と英語で、よんでみよう!
日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、転勤(てんきん)について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!
日本の会社では、会社から転勤(てんきん)の辞令(じれい)が出たら1カ月ほどで引越し(ひっこし)しなければならないよ。
In Japanese companies, if you get a job transfer order from your company, you have to move in about a month.
パートナーの失業、子供の転校、年老いた(としおいた)親の介護(かいご)―。そんな家族の問題があるから、家族と離れて単身赴任をする人も多いんだ。
Because of family matters such as partner’s job loss, changing their children’s school, and caring for elderly parents, a number of people live apart from their family at the new workplace.
会社にとっては、社員の生まれ故郷(こきょう)なんてお構い(かまい)なしだよね。
For the companies, it doesn’t matter which town they’re born.
それに、海外への転勤(てんきん)だってあるよ。でも若手社員(わかてしゃいん)が海外赴任(かいがいふにん)を断るケースもあって、人事部(じんじぶ)の悩み(なやみ)の種になっているんだって。
There are also overseas job transfers. However, young employees rejecting the overseas transfers have been troublesome for human resources department.
もっとくわしく!
会社では「辞令を受けるか、会社を辞めるか」。以前は転勤を断るなんて考えられないことでした。ところが最近では、転勤、特に海外赴任を断る社員も珍しくなく、日経新聞で「海外赴任嫌がる若手社員」という特集が組まれて話題になったほどです。
産業能率大学の調査によると、「赴任中に帰任後の自分について不安に思ったことがある」という人は63.8%と半数を超えたと言います。その理由は、海外の経験が生かせない、日本の仕事のやり方や進め方になじめなくなるなど。自ら望んで行く留学とは異なり、行き先や期間も選べないことから、海外赴任には慎重になる人が多いのもうなずけます。