今回は、間近にせまったバレンタインデーにちなんで、チョコレートの原料にまつわるトピックを取り上げました。ダイエット中の人や、血糖値(けっとうち)が高めで食べるものに気を付けている人には、少しでも健康にいいチョコレートを贈(おく)りたいですよね。そこで、メーカーでの取り組みについてまとめてみました。
日本語と英語で、よんでみよう!
日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、「人工甘味料(じんこうかんみりょう)」を使わないチョコについて、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!
またこの季節がやってくるね!バレンタインデーを健康的(けんこうてき)に過ごしたいなら、どのチョコレートやキャンディーが自然素材で作られているか興味があるんじゃないかな。
It’s that time again! If you want to have a healthy Valentine’s Day, you may be interested in which chocolates and candies are made natural.
ハーシー社は製品(せいひん)から人工の材料を取り除き、持続可能(じぞくかのう)な産物(さんぶつ)でできたシンプルな原料を使っていると発表したよ。栄養成分表やアレルゲンも公開しているんだ。
Hershey announced it removed artificial ingredients from its products and use sustainably-sourced, simple ingredients showing nutrition facts to allergens.
ハーシーのキスチョコ・ホリデーパッケージは、ペンシルベニアの酪農家(らくのうか)直送(ちょくそう)の生乳(せいにゅう)や、西アフリカ産ココア、純かんしょ糖(とう)に、本物のバニラまで使って作られているんだって。
Holiday Hershey’s Kisses Milk Chocolates will be made from raw milk from local farms in Pennsylvania, cocoa from West Africa, pure cane sugar and even real vanilla.
同社の副社長(ふくしゃちょう)は、「当社は1894年からチョコレート作りを始め、ココアやミルク、砂糖(さとう)、バニラをいったお家のキッチン貯蔵庫(ちょぞうこ)にある材料で本当においしいチョコレートを作っていました。その伝統(でんとう)を今日(こんにち)でも守っているのです」と語りました。
The Company VP said, “We started making our great-tasting chocolate in 1894 with ingredients you might find in your pantry, like cocoa, milk, sugar and vanilla, and we’re continuing that tradition today.”
もっとくわしく!
アメリカではピーナッツ(peanut)が鶏卵、牛乳と並ぶ3大アレルゲンのひとつとされます。アナフィラキシーショックと呼ばれる急激な血圧低下や呼吸困難、意識障害などの症状が微量でも出やすく、とても注意が必要な物質です。子どもたちがチョコレートやクッキーなどにピーナッツが入っているのを知らないで食べて、発作を起こしてしまうケースも相次いでいます。
また、市販のお菓子には合成甘味料(synthetic sweetener)、遺伝子組み換え作物(genetically modified organism)、小麦に含まれるグルテン(gluten)などが含まれていることが多く、アトピーをはじめとする皮膚疾患などを悪化させる原因にもなっています。
お菓子はあえて食べないといけない必須の食品ではないため、アレルギーに悩む人は症状の悪化を避けるために極力食べないようにしているのが現状です。
そんな人たちにとって、自然素材で作られ、栄養成分表やアレルゲンも公開されているバレンタインチョコが登場したというのは願ってもないニュースでしょう。
自然食品には合成保存料が入っていないため賞味期限が短いのが普通。ホリデーパッケージのような期間限定商品なら、賞味期限の問題も解決しやすいというわけです。