卓球(たっきゅう)のTリーグ。開幕戦(かいまくせん)はテレビ放映され、野球やサッカーと並(なら)んでスポーツニュースでも大きく取り上げられています。今回はそんな「Tリーグ」について話してみましょう。
日本語と英語で、よんでみよう!
卓球(たっきゅう)Tリーグがスタートしたね。開幕戦(かいまくせん)は両国国技館(りょうごくこくぎかん)で行われたけど、伝統ある相撲(すもう)と同じく、卓球(たっきゅう)が日本の国技(こくぎ)のようになってほしいという願いがこもっているんだって。
The table tennis T.League kicked off. The opening game was held at Ryogoku Kokugikan with hopes that table tennis would become a national sport like traditional Sumo.
人気の国内若手卓球(こくないわかてたっきゅう)選手に加え、オリンピックや世界選手権(けん)、ワールドカップのメダリストも海外から参戦(さんせん)しているよ。男女各(だんじょかく)4チームが団体戦(だんたいせん)を行う方式(ほうしき)で、日本選手と海外選手のダブルスのように、このリーグでしか見られない試合もあるんだ。
Addition to popular young Japanese table tennis players, the Olympics, World Championship, and the World Cup medalists from overseas would also join the league. Four teams of men and women compete against each other in the league, and there are matches that you can only see during this league, such as the doubles of Japanese and overseas players.
石川(いしかわ)選手や平野(ひらの)選手が中国超級(ちゅうごくちょうきゅう)リーグから受け入れ(うけいれ)を断られたのは知ってる?選手が世界レベルの競技力(きょうぎりょく)を身につけるには、日本も自前(じまえ)のリーグを立ち上げる必要があったんだ。
Do you know that Kasumi Ishikawa and Miu Hirano were barred from participating in the Chinese Table Tennis Super League? In order for players to acquire the competitiveness of the world-class, Japan needed to build their own league.
Tリーグは、約半世紀ものあいだ果たせていない打倒中国(だとうちゅうごく)のために、世界一の卓球(たっきゅう)リーグを目指(めざ)しているよ。その成果(せいか)を2020年東京(にせんにじゅうねんとうきょう)オリンピックの金メダルにつなげてほしいよね。
The T.league makes it a goal to be the best table tennis league in the world because they have been unable to beat China for half a century. We hope the achievement leads to the gold medal of the 2020 Tokyo Olympic Games.
もっとくわしく!
今年開幕したTリーグ。日本人だけでなく、海外のトップ選手たちが参戦していることでも注目が集まっています。
徐孝元(韓国)、エリザベタ・サマラ(ルーマニア)、鄭怡静(台湾)といった強豪国の有力選手をはじめ、福原愛の夫として知られる台湾の江宏傑のような人気選手の試合も、日本で観られることになりました。
実は、海外のプロ卓球リーグには長い歴史があります。
ヨーロッパではほとんどの国にプロ卓球リーグがあり、例えばドイツのブンデスリーガは1960年に発足。各国の卓球リーグの上位チームが集う欧州チャンピンズリーグもあります。
アジアでは、中国で2000年に発足した中国超級リーグ(スーパーリーグ)が有名です。韓国ではプロツアーの「韓国オープン」が開催されていますが、プロリーグはなく、実業団リーグですが実態としてはプロの役割を担っています。
これまでプロリーグのなかった日本では、選手はお金を稼ぐことよりも、オリンピックや世界選手権で金メダルを取ることを目的に活動していました。
海外のプロリーグには、1億や2億を稼ぐプレーヤーも多くいます。日本でも、Tリーグ発足に伴い、卓球で食べていけるどころか、卓球で高額年俸を稼げる時代がやって来るのかもしれません。