最近では、お店でのセール以上に盛り上がり(もりあがり)を見せているのが、オンラインショップが一斉(いっせい)に展開(てんかい)するサイバーセールです。セールと並行(へいこう)して、SNSでの口コミを買い物の判断材料(はんだんざいりょう)にしている人も多いですね。今回は、ネットの口コミについて話してみましょう。
日本語と英語で、よんでみよう!
ブラックフライデーのセールには行った?アメリカ発の大々的なクリスマス商戦で、世界最大のセールだって。もう日本にも上陸(じょうりく)したよね。
Did you go to the Black Friday sale? This is the biggest Christmas sales from the US, and the largest selling event in the world. It has already started in Japan as well.
ああ、SNSで話題になってた。ハッシュタグで検索(けんさく)すれば、お店が出してるお得情報や、買ったものの口コミがいっぱい見られるよ。
This was also a topic in SNS. If you search by hashtag, you can see the offering of the shops and the reviews of what the customers bought.
今年も、ネットで拡散(かくさん)して流行したものが多かったな。インスタ映えを狙った(ねらった)お店を出すブランドも増えたし、「Tik Tok」に短い動画をアップする人も続出したよね。
There were many things that spread through the Internet and become popular this year. More and more brands launched “instagrammable” shops. Also, a huge mass of short videos appeared on Tik Tok.
でも、毎年恒例(こうれい)の「ゆるキャラグランプリ」での「不正投票(ふせいとうひょう)」問題のように悪い例も起こった。自治体にとっても会社と同じように、炎上(えんじょう)のリスクが悩み(なやみ)の種だろうね。
On the other hand, a bad practice was “voting fraud” in the annual Yuru-chara Grand Prix. For local governments, as well as companies, the risk of fire is a problem.
もっとくわしく!
今回は「拡散」についての会話を取り上げましたが、「拡散」に類似する意味を持つ英単語はたくさんあります。どのように使い分ければ良いでしょうか?
まず一般的に使われるのはspreadという単語です。これは流行(spread in popularity of~)や新製品(spread of new products)からインフルエンザ(spread of flu)など病気の拡散にまで幅広く使われます。
今回登場したproliferationは、急激に増えるという意味です。SNSや口コミで拡散して、瞬時に皆が使う(知る)ようになる現象のことです。smartphone proliferation(スマホの急激な普及)などの用例で使います。
viralも「拡散」の意味を持っています。最近は「バイラル・マーケティング(Viral marketing)」という用語にもなっています。元々は「ウィルス性の」という意味で、企業が顧客に友人紹介をさせる(宣伝させる)ためにSNSやメールに商品・サービスやwebコンテンツのことを書くように仕向ける手法です。
diffuseは光、熱、においなどが周囲に広がるという意味です。「拡散」の用途で使うときは、週刊誌やテレビ、インターネットなどで大量に報道され、あっという間に話題にのぼることです。political campaigns(政治のキャンペーン)、scandal(スキャンダル)、bashing(非難)などが対象です。今年も、芸能人や政治家など、たくさんの有名人の情報が拡散しました。どんな情報が拡散したのか、ぜひ日本語と英語で考えてみてください。