外国人が日本の都会で驚く光景として、梅雨(つゆ)の日に「傘の花が咲く」ことが挙げられます。また、折りたたみ傘も珍しいそうです。日本製のすごいのは、3段、4段にも折りたためる傘があり、色やデザインがかわいいことです。和柄(わがら)のものは、いいお土産(おみやげ)にもなります!
日本語と英語で、よんでみよう!
日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、傘について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!
日本の傘の消費本数は世界一。年間およそ1億3000万本も売れているそうだよ。
Japan is number one in the world in umbrella consumption. Approximately 130 million umbrellas are sold every year.
そのうち半分以上は、どこでも買えるビニール傘。たくさんの日本人が同じような傘を使っているから、外国人観光客は驚くんだって。
More than half of them are plastic ones available everywhere in Japan. Foreign tourists are usually surprised to see many Japanese people using the same kind of plastic umbrellas.
リクルートマーケティングパートナーズの調査によると、梅雨のシーズンに持ち歩く折り畳み傘と長傘の割合を比較すると56:44の割合だったよ。
According to the survey of Recruit Marketing Partners Co.,Ltd., in the rainy season, the ratio of people carrying folded umbrellas to people carrying long ones is 56:44.
ビニール傘を買ってばかりだと無駄になるとか、電車の中で濡れた傘を気にしたり、置き忘れたりする心配がないからという理由で、折り畳み傘が選ばれているんだって。
People choose folding umbrellas because buying too many plastic umbrellas is wasteful. Moreover, we never worry about wet umbrellas in the train or leaving them behind.
もっとくわしく!
今回のキーワードは、折り畳み傘。デザインも色も楽しめるファッションアイテムでありながら、実用的な折り畳み傘は、外国人観光客にとって、とても珍しいようです。
雨が多いイギリスでは、機能性が重視される傾向にあり、heavy duty(耐久性に優れた)が売りになっているそう。また、湿気の多い日本では利用の少ないレインコートも主流。高級ブランドからスポーツタイプのものまで、さまざまなレインコートが人気です。
一方、東南アジアの国々では、スコール(squall)が来ても短時間でやんだり、小降りになったりするので、雨宿りするのがふつう。そもそもスコール相手では傘が役に立たないので、出歩く人は少ないのです。
日本人の傘好きは世界に知られていますが、雨に対するお国事情はさまざまですね。