更年期障害(こうねんきしょうがい)(menopausal troubles)を持つ女性の働き方は変わる?

昨年末に放送された「M-1グランプリ2018」の審査(しんさ)に不満を持った芸人(げいにん)が、女性審査員(しんさいん)を中傷(ちゅうしょう)のターゲットにして「更年期障害(こうねんきしょうがい)」などと発言をする騒動(そうどう)がありました。日本では、40~50代での女性の半数(はんすう)以上が経験しているという更年期(こうねんき)症状。日本の社会に根強く存在する、更年期障害(こうねんきしょうがい)への偏見(へんけん)について取り上げます。

 

日本語と英語で、よんでみよう!

日本の習慣を英語で紹介(しょうかい)!みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、更年期障害(こうねんきしょうがい)について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ!

 


昨年、有名漫才(まんざい)コンテスト「M-1グランプリ」の決勝戦(けっしょうせん)の後、一部の芸人(げいにん)が女性審査員(しんさいん)に「更年期障害(こうねんきしょうがい)かと思います」「そろそろ辞めてください」と暴言(ぼうげん)を吐いたのを覚えてる?

 


Do you remember that some comedians used abusive language towards a female judge, saying ‘She might have menopausal troubles.’ ‘It’s almost time to resign your post.’ after the finals of a famous comic dialogue contest ‘M-1 grand prix’ last year?

 


こういう偏見(へんけん)は多いと思う。50歳前後(ぜんご)の更年期(こうねんき)の女性は、職場(しょくば)で「集中力・判断力が鈍る(にぶる)」と誤解されることが多いものね。

 


It seems there are a lot of prejudices like this. Women who are around the age of 50 –at menopausal age– often get preconceived notions that their concentration and judgment are failing at their workplaces.

 


実際、更年期障害(こうねんきしょうがい)で体の不調(ふちょう)を抱えたり、うつ状態になったりして、仕事を続けられるかどうか悩んでいる(なやんでいる)女性が多いんだ。

 


In fact, there are many women who have menopausal troubles caused by bad physical condition and mental depression. They worry if they can continue their job.

 


働き方改革(かいかく)関連法ができたことで、時短(じたん)を導入(どうにゅう)する会社が増えているよ。さらに大切なことは、業務(ぎょうむ)自体を効率化(こうりつか)して、みんなが残業(ざんぎょう)しなくてもすむ職場(しょくば)に変えていくことじゃないかな。

 


After a workstyle reform law was enacted, the number of firms which applied shorter working hours have been increasing. I think the more important thing is workplaces are changed so that everybody can leave office on time by improving business efficiency.

 

もっとくわしく!

 

ご自分やご家族が、更年期障害に苦しんでいるというケースは多いのではないでしょうか?
更年期障害の主な症状を英語で言うと、

  • hot flash(ホットフラッシュ=ほてり)
  • symptoms of depression(抑うつ症状)
  • nervousness(神経質、イライラ)
  • headache(頭痛)
  • dizziness(めまい)
  • tinnitus(耳鳴り)
  • insomnia(不眠症)
  • general malaise(全身倦怠感)

といったものです。

 

更年期障害を和らげるために、日本では「ヨクイニン(Coix Seed)」などの漢方薬がよく使われていますが、海外ではハーブが主流。写真のような、若返りハーブとも言われる「シャタバリ(Shatavari)」などが使われています。

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