「6月に結婚する花嫁（はなよめ）は幸せになれる」というジューンブライドの言（い）い伝（つた）えは、日本でも信じられています。でも、日本の結婚式は6月に集中しているわけではありません。一方で、日本の暦（こよみ）で「お日柄（ひがら）」と呼ばれる「大安（たいあん）」の日にこだわるカップルはいまだに多いものです。今回は日本での結婚式の開き方について話しましょう。
日本語と英語で、よんでみよう！
日本の習慣を英語で紹介（しょうかい）！みんなで日本語の記事が読める「にほんごサンデー」。
今回は、結婚式について、留学生のみなさんに、英語でどう説明すればわかりやすいかチャレンジしてみたよ！
日本の結婚披露宴（ひろうえん）は豪華だね。ウェディングドレスに着物、ウエディングケーキ！親族（しんぞく）や幼（おさな）なじみだけでなく、会社の同僚まで招待してる。
Wedding reception in Japan is so gorgeous. Wedding dress, Kimono and wedding cakes! Relatives, friends, and also co-workers are invited to wedding receptions.
結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、全国平均の挙式（きょしき）・披露宴の費用総額（そうがく）は333.7万円、招待人数は72人なんだって。
According to the bridal catalog Zexy’s research, the national average price of a wedding ceremony and reception is 3,337,000 yen to invite 72 people.
披露宴の装飾（そうしょく）、たとえばウェルカムボードや席次表（せきじひょう）などを手作りしたり、写真やビデオ撮影（さつえい）を友達に頼んだりして、費用を節約する人が多いよ。
To cut the costs, many couples make welcome signs and seating assignment boards for the reception decoration by themselves, and ask their friends to take photos or movies.
ゲストが期待している宴会（えんかい）料理はもちろん、引出物（ひきでもの）・装花（そうか）などはグレードダウンしちゃいけない。こういう費用に手をつけるカップルはケチだ、と思われてしまうからね。
Because of the expectation of guests, we should not cut the cost for banquet itself, guest gifts, or wedding flowers as well. Stingy couples often take into consideration this cost.
もっとくわしく！
地味婚と言われている最近でも、披露宴の平均費用は300万円超。ふたりの貯蓄に加え、親からの援助があったという人も多数を占めています。また、費用を後払い方式にする式場が増えたことから、ご祝儀で大部分の費用をまかなうカップルも増えています。
外国の結婚披露宴はと言うと、招待者の数は日本よりも多いという国がたくさんある一方、宴会にお金を持ってくる「ご祝儀」の習慣がない、教会、市役所、公園など結婚式場以外の場所で行うなど、日本とは習慣が異なる部分も多いそう。また、披露宴は立食パーティーが一般的という国や、招待者にプレゼントを渡す習慣がない国もあります。それなら、新婚カップルがコース料理や引出物のチョイスに気を遣う心配もなさそうですね。
